産婦人科と助産院

産婦人科医の不足が大きな問題となっている現在の産婦人科事情において、助産師の存在はますます大きくなっていっています。

最近では、助産院が総合病院の産婦人科の中に併設されているような、いわゆる院内助産院システムというものも整備されてきていて、助産院の活躍の場を広げようという動きは積極的になってきました。

そもそも助産院とは、医療法で定められている施設で、不特定多数の妊産婦の保健指導や分娩を行なうところです。

入院施設も併設でき、基本的に9床以下となっています。

ただし、基本的に医療行為はできないと法律によって決められています。

ですから、助産院で扱う妊産婦さんは、正常な分娩に限られていて、例えば以前に帝王切開による出産を経験した経産婦さんや双子以上の多胎妊娠、5回目以上の出産を迎える頻産婦さんは、助産院での出産はできないことになっています。

しかし、助産院では産婦人科よりも長い時間をかけて診察してもらえたり、話を聞いてもらえたりするので、正常分娩を望める状態なら、助産院での出産を望む方は大勢いらっしゃいます。

産婦人科と同様、助産院で生む場合にも、助産師さんと一緒に出産という一大事へ向けて進んでいけるかということが、重要なポイントになります。

産婦人科の医師と比べて、助産師さんとの付き合いは妊娠、出産だけに限らず、産後や育児相談まで、長い期間にわたって相談にのってもらったり、力になってもらったりすることが多くなります。

ですから、「この人と一緒に赤ちゃんを産もう」と決意できる助産師さんに会えることが、助産院での出産での重要なポイントになります。